手錠のまゝの脱獄
手錠のまゝの脱獄
#81 / The Defiant Ones / 1958 / US
監督/製作:スタンリー・クレイマー 脚本:ネーサン・E・ダグラス(脚本賞) ハロルド・ジェイコブ・スミス(脚本賞) 撮影:サム・リーヴィット(撮影賞) 音楽:アーネスト・ゴールド 出演:トニー・カーチス シドニー・ポワチエ セオドア・バイケルほか
トニー・カーチスが亡くなったそうです。トニー・カーチスで真っ先に思い浮かぶのはこの映画かな。主役は鎖に繋がれた2人の脱走囚。ところがこれが白人と黒人のペアで…というお話。 モノクロで基本的に背景音楽もなし。だからこそ際立つポワチエの歌。Sawing machine~♪とか何とか。ラストは胸に染みるぜ。公民権運動の最中(リトルロック高校事件が1954年、有名なバス・ボイコットが1955年)に製作された人種差別問題を扱った作品の1つでした。その後クレイマー監督は67年に同テーマの「招かれざる客」を撮ったし、主演のポワチエも同年同テーマの「夜の大捜査線」に出演。ブレないね~。