川島だりあ
川島だりあ(JPN)
#1353 / BELIEVIN' MYSELF / 1991
★★★★
第13代クラリオンガール(そこそこ歴史のある芸能人への登竜門:初代75年のアグネス・ラムは後付けらしいですが、80年烏丸せつこ、85年宮﨑ますみ、90年かとうれいこ、95年原千晶らを輩出、ちなみに第14代はあの蓮舫だ)の川島みき名義で2枚、川嶋みきに改名して更に1枚リリースした後の、川島だりあとしての1stソロアルバムです。もちろんFEEL SO BAD結成以前の話。EARTHSHAKERの西田昌史が編曲を担当しております。スージーQ風の1曲目“Feel So Good”がいい。これがFEEL SO BADのバンド名に関係していない訳がないよね(笑) なるほど曲調もFSBに通じるファニーさがあるじゃないか。コレと“Rescue Me”以外の曲はあまりロックスピリットを感じない路線(浜田麻里風)なんだけど、とりあえず歌唱力はあるからさ、それなりに楽しめるって感じです。盟友倉田冬樹との運命の出会いは次のアルバムでございます。
#1521 / DON'T LOOK BACK / 1992
★★★★
倉田冬樹がギターをプレイしているのだから、更に曲によってはベースもドラムも後のメンバーなのだからして、ほぼほぼFEEL SO BADと言ってもいい内容…と言いたいところですが、FSBで核になるタイプの楽曲は少なく、まだいかにもソロ作品という感じの2ndソロアルバムです。倉田もそこそこ弾いてはいるもののそこまで主張せず、基本姿勢としては裏方に徹しているんだけど、トリッキーなソロは隠しきれないって感じです。だりあの声質は少しファットになってるかな。いい具合に掠れてる。まだ微妙な変化かもしれないがFSBでの迫力ある歌唱の片鱗が垣間見える歌声だと思う。アルバムの印象は前作とどっこいどっこいかね。オープニング曲に関しては前作の勝ち。こちらの目玉は“シンデ“Fuckin’”レラ“でしょう。タイトルといい曲調といい、FSBの特徴がよく出ている楽曲です。これにてソロ作品からは卒業、バンドとして「バリバリ」活躍することになるのでした。