Stop thinking you can't do things and start thinking you can. Your future is whatever you make it, so make it a good one.

山本恭司

山本恭司(JPN)

#197 / HORIZON / 1980

★★★★★

山本恭司 horizon (320x316)

ご存知BOW WOW恭司師匠の1stソロアルバムでございます。80年というとBOW WOWが歌謡ロック路線に行き詰ってた頃だね。「TELEPHONE」をリリースする前でしょうか。その憂さ晴らしとも言えるほど、とても生々しくハードな作品となりました。そういえば、憂さ晴らしの代表としては銀星団もありましたな。そう考えると、この後の「Xボンバー」なんかも同じような意味合いだったかもしれません。ジャケからわかる通りYAMAHAのSFを弾きまくってた時代だね。まあとにかく、当時24歳の若さ漲るプレイが素敵です。リズム陣はスペクトラムだしね!インストと歌入りがほぼ半々てのも、いかにもギタリストのソロアルバムらしくていいじゃないか。現状打破のハスキーヴォイスを手に入れたのもこの頃だ。どうやって手に入れたのかね。誰かさんみたいに消毒用のアルコールでうがいを繰り返したなんてことはあるまいが。今回ハスキーヴォイスが一番キマってるのは“Guitar Man”だろうね。オフ気味に発声して掠れてたら本物だ。 “Solid Movement”や“Dog Fight”のような痛快なインストはもちろんのこと、アコギも、お気に入りのE-BOWも、何を演っても様になってる。エンディングのタイトルチューンは10分超の大作でELECTRIC SUNのウリとイメージがダブったよ。再発時にボートラなんぞ入れなさんなよ。この曲で終了しないと台無しですぜ。高校の時、縁あって少しばかりのお手伝いをさせて頂いたギャランティーツアーでもE-BOWを使ったお遊びみたいなコーナーがありましたな。新しいおもちゃを手にして喜んでる子どもみたいだった。いや~懐かしい。見よ!ジャケに写るこの満面の笑み。そういえば高校のとき師匠が教科書の隅っことか歌詞カードの隅っことかによく似顔絵描いてたよね。探せばどこかにあるんじゃなかろうか。ウチの師匠は絵心があったんだな。あれは似てた!



#610 / ELECTRIC CINEMA / 1982

★★★★

山本恭司 electric cinema (320x320)

外国人ミュージシャンを起用した2ndソロアルバムです。同年リリースの「ギターマン」をカウントすれば3枚目なのだが、どちらかというと「ギターマン」はベスト盤の括りなので。線の細い、ある意味当たり障りのないヴォーカリストなのが逆に良かったかもね。この人は後にバーニー・マースデンのバンドで歌っているらしいです。キーボーのトミー・アイアーが一番のビッグネームだね。結構な有名どころのレコーディングに参加してます。GREG LAKEと2枚、GARY MOOREとは「CORRIDORS OF POWER」他3枚、MSGの「ASSAULT ATTACK」、IAN GILLANと1枚等々。とはいえ、もうちょい著名な方々を用意できなかったものか。さて今作に於ける恭司師匠のプレイですが、1stのように弾きまくってる印象はないかな。荒々しい感じも後退して音づくりも含めマイルドになってるね。今聴くと懐かしく結構いい曲が揃ってると思えるのだが、当時は1stほど熱心に聴いた記憶がありません。お約束のエレクトリックボウは健在です。インストの“Yomegashima”と“E Bow Concerto in D Minor”はモロにそれ専用曲(笑) もちろん恭司師匠のヴォーカル曲もあるけど、そうなるとどうしたってBOW WOWに聴こえちゃう。ゲストVoとデュエットする“Love Someone”は声質の対比がいいね。“Just Can’t Take It”は師匠がメインではないにもかかわらず、美味しい所を師匠が持っていくのが痛快!バラードありインストありとバラエティに富んだ作品になりました。1stから少し進化した(ライトニング)ジャケ写のギターが懐かしい!



#1360 / GUITAR MAN / 1982

★★★★

山本恭司 guitar man (320x284)

ソロアルバム「HORIZON」、同時期のBOW WOW作品「X BOMBER」と「HARD DOG」と「GLORIOUS ROAD」からチョイスされたベストと呼ぶには少々変則的なアルバムです。2ndソロへの繋ぎ的な役割だったのでしょうか。ちなみに本作品は恭司師匠のギタープレイを御本人が解説するというコンセプトらしいです。つまり教則CD的な事になっちゃうわけですが、それでもファンからすると結構いい選曲だと思う。デビューソロの曲を中心にBOW WOWのハードめな楽曲を絡ませた感じか。問題があるのは承知の上で、銀星団の“乱調五番”や“天空警鐘”あたりも加えたいところだったね。そんな事を言い出したら…初期3枚からのチョイスも欠かせなくなるわけで、まあ聴きたかったら自分で編集しろって話だな。このアルバムを構成している各アルバムもCD化され、もはやこのベスト盤の意味がないと思いきや…新ハングマン(シリーズ第3作)のエンディング曲(というか光浩先輩脱退が決まって、その友情を再確認するために作られたシングル曲と思いたい!作詞は森雪之丞だが…)“絆-FOREVER-”がボーナス収録されている。コレが無ければ売ってしまいたいところなのだが…同曲のためだけに未だこのCDを手放せないでいる。



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